【活動報告】平成27年度勉強会が開催されました

平成27年11月8日 (日)

東京・ティアラ江東にて「平成27年度勉強会」が開催されました。

勉強会

今回の勉強会は、「二葉館ステンドグラス−今・昔−(旧川上貞奴邸)」
日本のステンドグラス研究の第一人者で、当連盟の特別会員でもある田辺千代先生をお招きし、今年5月に愛知県名古屋市にある展示施設「文化のみち二葉館」の開館10周年記念で講演されたものにアレンジを加えてお話ししていただきました。

田辺千代先生
ステンドグラス史研究家 田辺千代先生

日本で最初の女優といわれている川上貞奴の邸宅にあったとされていたステンドグラスが、1938年の増改築された際に外部に流出したとみられるモノが、約80年ぶりに発見されました。

 昨年5月に骨董品店から連絡を受けた名古屋市からの依頼で、半年近く慎重に調査をし、過去のデザイン画、写真と実物のガラスの模様の確認などをおこない本物であるとの結論に至りました。
 勉強会では、その前からの経緯(川上貞奴邸の歴史や、移築・復元など)や、デザイン画を起こした杉浦翡翠(現多摩美術大学初代学長)の紹介、また、その時代のステンドグラスのデザインについてなど、田辺先生にお話ししていただきました。

意見交換会
意見交換会

勉強会の後は参加者による「意見交換会」が行われました。
ゲストとして賛助会員_田中アートグラス株式会社_田中聖清様にご出席いただきました。

「ココモ社の100番台ガラスは今も同じ番号なのか?」

「サンゴバン社のキャセドラルガラスはもう廃番なのか?」
「アンティークガラスはどうやって作るのか?」
「そもそもガラスってなに?」など
ステンドグラスに関する質疑応答が交わされ充実した時間となりました。

次回は2月21日に意見交換会、国会議事堂見学会は5月頃を予定しております。 詳細が決まりましたら当サイトにて発表いたします。

【関連リンク】
文化のみち二葉館公式ウェブサイト、http://www.futabakan.jp/
田辺千代先生公式ウェブサイト、https://www.stainedglass.co.jp/tanabe/index.html
株式会社田中アートグラス株式会社、http://www.tanaka-artglass.co.jp/