【展覧会情報】ステンドグラスグループびどりを第36回作品展

【ステンドグラスグループびどりを】

 「ステンドグラスグループびどりを」はアマチュアを中心としたステンドグラス制作愛好家の集まりです。東日本で初めてのステンドグラス教室「みきデザイン工房」(東京都新宿区)の普通科卒業以上の有志で、1981年に30数名の会員で発足いたしました。

  現在の会員数は約40~50名で、30歳代から80歳代まで幅広い年齢層の男女が、互いに啓発し合いながら制作をしています。会員には、みきデザイン工房の自由制作科やペインティング科に所属し制作を続ける者や、卒業後、自分の教室や工房を開いている者もおります。

【びどりを展の見どころ】

  日本ではステンドグラスといえば、ヨーロッパの大聖堂の聖人やバラ窓、ティファニーのランプを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。この作品展ではそういった今までのイメージをくつがえす多くの作品に出会えます。

● デザイン、モチーフの独創性:
 出品はすべて苦労して考えたオリジナルのデザイン(一部模写を除く)です。伝統的モチーフだけではなく、日本家屋にも合う和の風情ある行灯、異国情緒あふれるパネル、遊び心あるランプなども出品予定です。「こんなステンドグラスもあるんだ!」という新鮮な驚きを感じていただけることと思います。

「花」のモチーフはもちろん、「葉」を新しい視点からデザインした作品
「どんぐり」や「いちご」等植物を、変わった手法を用いて制作したランプ
「魚」や「鳥」等 生き物をモチーフにした作品
日本画のようなランプや、東海道五十三次の宿場を描いたパネル
海外情緒あふれるモチーフの作品
ショパンやシューマンの楽譜を描いたランプ
ガラスに文字を彫った、変わった作品
Xmasオーナメントを配した楽しいパネル
など、今年も楽しんでいただける作品が多数出品予定です。

 技法への挑戦:各自がそのデザインを効果的に表現するため、新しい表現方法を模索しております。コパーテープ方式や、伝統的な鉛線組みなど基本的な技術の上に、絵付け・サンドブラスト・ガラスフュージングなどを取り入れて、毎回、新しい技法にチャレンジして制作していることをご覧いただけるのも、この作品展の特徴です。そのレベルの高さは業界からも、高い評価をいただき、毎年、遠方のステンドグラス愛好家の方々のご来場も年々増えております。

 会期中は、第三回世田谷区地域風景資産に選定された賀川豊彦記念 松沢資料館を全館貸し切りで展示を行います。 窓にはめこむウインドウパネルは、自然光でご覧いただけるよう回廊に展示し、ランプ(照明)などは、灯を落とした古い教会の礼拝堂に展示いたします。また、別棟のチャリティ即売コーナーでは、お手頃な価格の手作りステンドグラス小物(1,000~30,000円程度)を多数揃えて販売しております。

びどりを展

 びどりを 第36回作品展は、下記の日程で開催予定です。皆様のご批評を仰ぎ、今後の励みにしたいので、多くの方にご来場お待ちしております。

開催日時:2016年9月19日(月・祝)~ 9月25日(日)
開館時間:10:00~17:00(最終日は16:00終了)
会  場:賀川豊彦記念 松沢資料館
     〒156-0057 東京都世田谷区上北沢3-8-19
     京王線 上北沢駅下車 徒歩2分

また、お時間がありましたら是非、会場にお越しいただき、作品をご覧下さいませ。

【関連リンク】
● みきデザイン工房「びどりを」展のご案内ウェブページ
http://www.miki-designkobo.com/vidrio/