【展覧会情報】ステンドグラスグループびどりを 第41回作品展ご案内
日本ステンドグラス連盟会員の高橋園子さん、嶋本美根子さんが所属する
【ステンドグラスグループびどりを】から作品展のご案内です。

名称: ステンドグラスグループ びどりを
第41回作品展
日時: 2022年9月14日(水) ~ 9月19日(月・祝)
開館時間 10:00~17:00 最終日は16:00終了
会場: 横浜市 大倉山記念館 ギャラリー
222-0037 横浜市港北区大倉山2-10-1
東横線(みなとみらい線・副都心線)大倉山駅(各駅停車のみ停車)下車、徒歩7分。改札を出て右にあるケンタッキーFC横の坂を登る。公園内の大階段を上がると見える白く大きな建物の2階。正面入口を入った階段ウラがギャラリー入口。※ 高台のため急坂が苦手な方はタクシーをご利用ください。
お問合せ先: びどりを事務局 (高橋園子)
住 所:169-0073 東京都新宿区百人町2-11-24
染矢グロービル7F みきデザイン工房内
TEL・FAX:03-6379-7839(コロナ禍シフトのため高橋は16時~)
E-mail: vidrio@miki-designkobo.com
【ステンドグラスグループびどりをとは】
「ステンドグラスグループびどりを」は、アマチュア作家を中心とした『ステンドグラス制作愛好家』の集まりです。
東日本で初めて設立された(1977 年)、ステンドグラス教室 「みきデザイン工房」(東京都新宿区)の普通科卒業以上の有志で1981 年に30 数名の会員で発足いたしました。
現在の会員数は約30 名、30~80 歳代まで幅広い年齢層の男女が、互いに啓発し合いながら制作しています。
会員には、みきデザイン工房の自由制作科に所属し制作を続ける者、卒業後、自分の教室や工房を開いている者など、日本各地で制作活動を行なっております。
私達は趣味としてステンドグラスを制作している作家がほとんどで、芸術家グループではありませんが、会員がそれぞれ、様々な技法にチャレンジしながら制作した、独創的な作品ばかりです。そのレベルの高さは、業界からも高い評価をいただき、遠方のステンドグラス愛好家の方々のご来場も年々増えております。
【びどりを作品展とは】
「様々なモチーフ」を、「様々な技法」で、「様々な形」に表現しよう!
というポリシーのもと、毎年秋に『びどりを作品展』を開催しております。多くの皆様にご協力いただき、40 年以上にわたり毎年続けることができました。今回も、20 数名、50 点ほどの出品が見込まれています。
「様々なモチーフ」: 今回の出品作は、人物、動物、鳥、虫、花、景色、街など、それぞれが思いついた「様々なモチーフ」を使っいます。
「様々な技法」: 出品作すべてが、苦労して考えたオリジナルのデザインです(一部模写を除く)。各自がそのデザインを効果的に表現するため、新しい表現方法を模索しております。コパーテープ方式や、伝統的な鉛線組みなど基本的な技術の上に、「絵付け」・「サンドブラスト」・「ガラスフュージング」・「ガラスモザイク」などを取り入れています。
毎回、新しい技法にチャレンジして制作していることをご覧いただけるのも、この作品展の特徴だと思います。
「様々な形」: 窓にはめこむパネルや、いろいろなカタチのランプなど、様々なカタチの作品が出品される予定です。
【自然光あふれる会場で展示】
コロナ禍で密にならないように、270 ㎡もある広い「横浜市 大倉山記念館ギャラリー」で開催します。
窓パネルは、通常は建物の窓に入れて楽しむものなので、光あふれる回廊の全面ガラスの窓側に展示し、自然光で見ていただきます。
ランプ(照明)などは、遮光カーテンで明るさを調整した一角に、一つひとつがよく見えるよう工夫して展示します。
【第41 回 びどりを作品展の作品内容】
日本ではステンドグラスといえば、ヨーロッパの大聖堂の聖人やバラ窓、アメリカのティファニーのランプを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。当作品展ではそういった今までのイメージをくつがえす多くの作品に出会えます。
「こんなステンドグラスもあるのだ!」という新鮮な驚きを感じていただけることと思います。
これぞ、我々が創立当時から標榜する「ディバーシティ」な世界です。たとえば、
・「鬼滅の刃」からヒントを得た和模様を、ガラスで表現したパネル(案内はがきの作品です)
・「日本画」と「その絵をステンドグラスで作ったもの」とを並べて展示する試みなど「ステンドグラス」に限らず多様なガラスの表現方法を楽しんでいただきたいです。そのほか
・ショパンの雨だれの曲からイメージした窓パネル
・「令和」の元号の由来になった梅の和歌をイメージした窓パネル
・いつか旅行に行ってみたい、海外の街をモチーフにした窓パネル
・フランス旅行で見た住宅街の窓飾りをモチーフにした窓パネル
・大好きなパンダをモチーフにした窓パネル
・ミュシャを模写した絵付け技法の窓パネル
・ジャン・コクトーの絵をランプにした作品
・ツバキの花を豪華に並べたランプ
・リンゴの花で埋め尽くしたランプ
・北海道の6 種類の花々をモチーフにしたランプ
・細かい文様を球状にした豪華なランプ
変わったところでは、
・ジャングルの植物をモチーフにしたガラスモザイクの鏡
・本の表紙をステンドグラスで作った、「本を立てた形」の照明
・ガラスフュージングで作った凝ったステンドグラスの箱
など、「様々なモチーフ」を、「様々な技法」で、「様々な形」にした作品が出品されます。
なお、下記のウェブサイトで当作品展の詳細や、以前の作品展などをご覧いただけます。
http://www.miki-designkobo.com/vidrio/

今年もコロナ感染予防対策を万全にして開催予定です。コロナ禍で頑張って制作した作品をご覧いただきますようよろしくお願い申し上げます。
ステンドグラスグループびどりを事務局(高橋園子・高橋智子)