山形屋デパートの社史・表紙は小川三知のステンドグラス「花喰い鳥」
鹿児島のデパートといえば山形屋(やまかたや)です。
山形屋本館1916年(大正5)創建は、建築好きの初代岩元新兵衛が東京の三越デパートに刺激を受け、上京のたびに折り物差しを懐に忍ばせて三越に日参し、東京に負けないデパートを完成させました。
吹き抜けの天井に入れられた小川三知の「花喰い鳥」のステンドグラスを地元の人びとは下駄を脱いで見に来たそうです。
その花喰い鳥は、時を経て2016年(平成28)現山形屋1号館7階食堂入口に復刻され再び姿を現しました。
また、山形屋は創立267年、株式会社設立100周年を記念して社史を新しくしました。
総ページ872頁の見ごたえのある美しい社史の表紙は、かつて天井を飾った小川三知の「花喰い鳥」です。
ご覧になりたい方は公共の図書館、国会図書館に出かけてみてください。
記事作成・田辺千代
画像提供・松本一郎(松本ステンドグラス製作所)




